糖尿病人口の急増に伴い福岡県北九州地区では糖尿病療養指導の必要性を感じ、全国に先がけ1996年に北九州糖尿病療養指導士制度を設立し、翌1997年、日本で初めての糖尿病療養指導士(CDE)が誕生しました。
CDEに認定された人は皆、糖尿病に対する熱意が強く、「もっと広く活動したい」「糖尿病の事を学びたい」と感じ、1999年に糖尿病患者への正しい知識及び技術の普及・啓発を図ると共に、糖尿病療養指導士の育成と向上を目指すことを目的として、尾籠悦子前会長のもと「北九州CDEの会」を発足しました。
2013年12月現在、会員数は386名(看護師209、栄養士87、薬剤師38、理学療法士13 臨床検査技師39)で構成されています。
当会の活動内容は、発足当初から徐々に増え、市民を対象にした「市民糖尿病教室」「北九州ウォークラリー大会」「北九州ヤングDMの会」「糖尿病及び合併症予防のための講演会」や、北九州市の依頼による「ケアマネージャーに対する派遣講義」さらに、CDEの質向上のための研修会等々となっています。
また、「日本糖尿病学会」「日本糖尿病学会地方会」「日本糖尿病教育看護学会」やその他の関連学会などで発表する会員も年々増えています。2013年7月には第1回「日本糖尿病協会療養指導学術集会」が、京都で開催され「北九州CDEの会」からも5演題を発表しました。
近年、インターネットの発達は目覚ましく、リアルタイムな情報共有を可能にしてきました。糖尿病患者も年々増加の一途を辿っています。この伝達システムを利用してCDEの活動範囲を広げると共に、その内容を充実したものにする必要があります。
ホームページ開設に際して、皆様のご意見を賜り、さらに「北九州CDEの会」の発展を図っていきたいと考えております。何卒今後とも、宜しくご指導ご協力をお願い申し上げます。

北九州CDEの会 会長
河原 万壽美